業務提供誘引販売取引とクーリング・オフ妨害②

<事例31> 行政書士の資格取得講座を開催している団体から勧誘があり、資格が取れたら仕事をあっせんすると言われたので申し込んだ。しかし教材が難しくとても合格できなさそうだったので、クーリング・オフの申出をしたところ、「行…

業務提供誘引販売取引とクーリング・オフ妨害

<事例30> 仕事をするのに必要だと言われてパソコンを購入したが、その後仕事の紹介がほとんどないためクーリング・オフの通知をしたところ、「業務提供誘引販売取引の契約ではなく、単なるパソコンの売買契約なので、クーリング・オ…

業務提供誘引販売取引のクーリング・オフ、取消制度

業務提供誘引販売取引は2つの契約をセットで扱うという特殊性から、クーリング・オフ期間が20日になっています。 特徴的なのは、業務提供の契約と商品購入の契約のどちらも遡ってなかったことになる点です。2つの契約は一体のものと…

契約書面の記載事項

契約書面は契約締結時遅滞なく交付することが義務づけられている書面です。契約の内容を明確にするための書面なので、概要書面に比べ、契約内容について個別具体的に記載するよう定められています。   <契約書面の記載事項…

概要書面の記載事項

概要書面は契約締結前に交付することが義務づけられている書面です。 業務提供誘引販売取引は複雑でわかりにくい取引のため、口頭で説明をすると十分に理解できないまま契約してしまう可能性があります。そこで、契約するかどうか判断す…

勧誘方法・広告に対する規制

<事例29> 「モニター募集」のチラシを見て応募したところ、後日「採用になりました」という連絡が来た。その後の手続の中でモニターになるには高額な太陽熱温水器を購入する必要があることがわかったが、既に採用の手続を進めていて…

業務提供誘引販売取引に対する規制~3つの問題点~

業務提供誘引販売取引にはどのような問題点があり、どのような規制があるのでしょうか。 1つめの問題点は、勧誘の方法に問題があるということです。内職商法はわかりやすく言えば、仕事をオトリにして商品を売る商法です。そのため、オ…

様々な内職商法・モニター商法

前回業務提供誘引販売取引の条件についてご紹介しましたが、実際には様々な被害があります。今回は実際の被害例をご紹介します。 <事例26> モニターになってレポートを書くと収入が得られると言われ、モニターの対象商品である浄水…

業務提供誘引販売取引とは②~4つの条件~

前回ご紹介した事例25の場合、「仕事を紹介する契約」と「パソコンと専用ソフトを購入する契約」は本来別々の契約です。消費者の支払った代金に対し、パソコンと専用ソフトは確かに引き渡されているため、「パソコンと専用ソフトを購入…

業務提供誘引販売取引とは

<事例25> WEBサイトデザインの求人をみつけ、仕事の紹介を受け自宅で自分の好きな時間に作業すればよいというので、内職にちょうどいいと思い応募した。仕事をするのにパソコンと専用のソフトが必要だと言われ、高額だったが、仕…