目的物を受領したら速やかに検査をしましょう

商法には目的物の検査について、とても重要な条文があります。 【商法第526条】 1項 商人間の売買において、買主は、その売買の目的物を受領したときは、遅滞なく、その物を検査しなければならない。 2項 前項に規定する場合に…

目的物をしっかりと特定しよう~土地建物の注意点~

契約において、目的物をしっかりと特定することは、とても重要です。 当然給付すべきものが漏れていたり、給付の内容が不明確だったりすると、後日争いが生じてしまうことも少なくありません。 例えば、建物と敷地のほかに公衆用道路を…

売買契約に関する契約書作成の注意点~対抗要件具備義務とは?~

対抗要件とは、当事者間で成立した権利関係を第三者に対して主張するための要件のことをいいます。 売主は買主に対し、財産権を移転する義務を負いますが、この義務には、対抗要件を具備させる義務も含みます。 何をもって対抗要件とな…

売買契約に関する契約書作成の注意点~引渡しの場所をよく検討して明確にしましょう~

目的物の引渡場所は重要な条件です。目的物の引渡義務の回にて説明した民法の原則は、実情にはそぐわない場合もあります。また、不特定物売買においては、債権者に複数の営業所がある等、引渡場所が不明確な場合もあります。十分に検討し…

売買契約に関する契約書作成の注意点~目的物を明確にしましょう~

目的物を明確化することは、不要な紛争などを回避するために重要です。 特定物の場合は、登記や登録制度があるものは、その情報を記載して特定し、その他の機械等は、品名、種類、形式、製造所、製造年度、機械番号等を明示しましょう。…