よくある被害~別の商品が届いた場合~

前回まで、通信販売に対する規制の内容について見てきましたが、実際に通信販売ではどのような被害がよく起こるのでしょうか。また被害にあった場合はどう対応すればよいのでしょうか。 <事例10> 通信販売で黒の靴を購入したが、手…

迷惑メールに対する規制

通信販売の広告には、メール画面の広告も含まれます。興味のある商品に関するメールならよいですが、興味のないメールが一方的にしかも大量に送信されてくると、メール確認に時間を取られ、通信料などの料金も馬鹿になりません。このよう…

消費者の意に反した申し込みの禁止

通信販売に対する規制についての回で、特定商取引法では「消費者の意に反した申し込みをさせること」が禁止されているとご紹介しましたが、具体的にはどのようなことをいうのでしょうか。 たとえば、インターネット通販で「うっかり違う…

出版社・プロバイダーの責任

通信販売の場合、販売業者の名前は聞いたことがなくても、「有名な出版社の雑誌に広告が載っているのだから大丈夫」「大手のインターネットショッピングモールに出店しているから安心」と考え申し込むことも少なくありません。被害にあっ…

前払式通信販売~書面交付義務~

前回紹介したとおり、前払式通信販売はトラブルになりやすい取引方法ですが、特定商取引法ではこれを禁止してはいません。しかし、前払いで代金を支払って何の連絡もないのでは、申し込みは受け付けてもらえたのか、いつ頃商品は届くのか…

トラブルが起こりやすい前払式通信販売

通信販売でよく発生するのが、代金を前払いしたが商品が届かない、という被害です。また、商品は届いたがニセモノだった、商品に問題があったので交換を依頼したが対応してくれない、といった被害もあり、前払い式はトラブルが起こりやす…

通信販売に対する規制③~広告表示の省略と誇大広告の禁止~

前回通信販売の広告に表示すべき事項についてご紹介しましたが、訪問販売の契約書などと違い、通信販売の場合は広告スペースが小さく全ての事項を記載することが難しいこともあります。このようなときでも全ての事項を記載しなければなら…

通信販売に対する規制②~広告に表示しなければならない事項~

通信販売において広告は、消費者が事業者について情報を得るための唯一の手段です。そのため、広告には消費者の選択にとって必要な事項は全て表示しなければなりません。特定商取引法では、通信販売の広告には以下の事項を表示しなければ…

通信販売に対する規制

2016年12月20日の回でご紹介したとおり、通信販売は訪問販売と比べて不意打ち性がなく、強引に商品を売りつけられる心配はありません。一方で、実際に商品を見ることができず広告だけを頼りに契約しなければならないため、広告の…

インターネットオークションへの適用~個人の出品は規制の対象になる?~

インターネットオークションは、インターネット上で行う競売のことです。売りたい人と買いたい人の交渉で値段が決まるので、相場より手頃な価格で商品が手にはいる場合もあり、多くの人が利用しています。しかし一方で、顔の見えない個人…