企業法務担当者様向けブログ

ネット上の書き込みへの対応 ~発信者の特定~

ネット上の掲示板で、従業員と思われる人物による、会社や他の従業員への誹謗中傷の書き込みを発見した場合の対応法をご紹介します。

まずは、その書き込みのある画面を印刷又は撮影して保存しましょう。

書き込みは基本的に匿名でなされるので、書き込み者(以下、「発信者」といいます)を以下の方法で特定する必要があります。

○掲示板運営者に対してIPアドレス等のアクセスログ*の開示請求をする

ウェブ上のフォームや「プロバイダ責任制限法 発信者情報開示関係ガイドライン」による手続、裁判手続などを利用して開示請求します。

*アクセスログの保存期間は一般的に3~6か月程度と短いので、書き込み発見後、早急に対応する必要があります。また、アクセスログの保存(消去禁止)を求める仮処分命令を申し立てる裁判手続もあります。

(次回に続きます)