企業法務担当者様向けブログ

契約書の期限に関する表現「遅滞なく」「直ちに」「速やかに」には注意!

契約書の期限に関する表現「すぐに」には3つある

契約書には、「遅滞なく」、「直ちに(ただちに)」、「速やかに」という3つの表現があります。
いずれも「すぐに」という意味ですが、
どの程度の時間なのかは決まっているわけではありません。

即時性が強いのは「直ちに」 弱いのは「延滞なく」

法令上は次のような順になっています。

▲即時性が強い
▲「直ちに」
■「速やかに」(中間の即時性)
▼「遅滞なく」
即時性が弱い

できるだけ具体的な日付に期限を特定しよう

ただし、契約書においてこれらの言葉を使用すると、曖昧な部分が残ります。
ですから、できるだけ具体的な日付に期限を特定することをおすすめします。
または「●日に以内に」と期間を明記して定めたほうがよいでしょう。