債権回収における弁護士の役割について
予定されていた売掛金などが入金されないと、資金繰りが困難となって経営に支障が生ずる可能性があります。このような場合、早急に債権を回収することが重要です。
しかし、先方がのらりくらりと督促から逃げてしまうこともあります。このようなときは、速やかに弁護士に委任し、債権回収を任せることが必要です。
債権回収について、弁護士に委任する場合のメリットとしては以下が挙げられます。
・弁護士名義の内容証明郵便が届くことにより、当方の本気さが先方に伝わる。
・内容証明郵便でも先方が支払わない場合、訴訟など法的手続きに速やかに着手できる。
・先方に資産があることが判っている場合、直ちに仮差押え等を行って、債権回収の原資を確保できる。
債権回収は、未払いが判明された時点から、回収に向けた本格的な行動に至るまでに要した時間をできるだけ短くすることが必要不可欠です。まだ、未払いとなっていなくても、不安を感じたら、直ちに弁護士に相談しましょう。
債権回収解決までの流れ
1 ご相談
法律相談で詳細を聞き取り、どのような方法で請求するかを相談・選択する。
2 弁護士に対する委任
弁護士が代理人として、選択された方法(内容証明郵便送付・訴訟・保全等)を実行する。
3 事件解決
債務者より金銭が支払われて解決する。