通信販売の広告には、メール画面の広告も含まれます。興味のある商品に関するメールならよいですが、興味のないメールが一方的にしかも大量に送信されてくると、メール確認に時間を取られ、通信料などの料金も馬鹿になりません。このよう…
消費者の意に反した申し込みの禁止
通信販売に対する規制についての回で、特定商取引法では「消費者の意に反した申し込みをさせること」が禁止されているとご紹介しましたが、具体的にはどのようなことをいうのでしょうか。 たとえば、インターネット通販で「うっかり違う…
出版社・プロバイダーの責任
通信販売の場合、販売業者の名前は聞いたことがなくても、「有名な出版社の雑誌に広告が載っているのだから大丈夫」「大手のインターネットショッピングモールに出店しているから安心」と考え申し込むことも少なくありません。被害にあっ…
ホームページやSNSによる求人・採用活動
使用者は、従業員を募集する際に労働条件を明示する必要があります。また、実際に採用する際には、改めて書面により労働条件を明示する義務があります。従って、ホームページ上のみの明示では不十分です。 募集内容と実際の労働条件が異…
前払式通信販売~書面交付義務~
前回紹介したとおり、前払式通信販売はトラブルになりやすい取引方法ですが、特定商取引法ではこれを禁止してはいません。しかし、前払いで代金を支払って何の連絡もないのでは、申し込みは受け付けてもらえたのか、いつ頃商品は届くのか…
トラブルが起こりやすい前払式通信販売
通信販売でよく発生するのが、代金を前払いしたが商品が届かない、という被害です。また、商品は届いたがニセモノだった、商品に問題があったので交換を依頼したが対応してくれない、といった被害もあり、前払い式はトラブルが起こりやす…
通信販売に対する規制③~広告表示の省略と誇大広告の禁止~
前回通信販売の広告に表示すべき事項についてご紹介しましたが、訪問販売の契約書などと違い、通信販売の場合は広告スペースが小さく全ての事項を記載することが難しいこともあります。このようなときでも全ての事項を記載しなければなら…
従業員が業務用PCを私的に利用していたらどうする?
○休憩時間中の私的利用 休憩時間は原則として自由に過ごせるものですが、社内規定で業務用PCの私的利用を禁止している場合には、休憩時間中であっても私的利用は認められないことになります。一方で、近年のインターネットの普及(シ…
通信販売に対する規制②~広告に表示しなければならない事項~
通信販売において広告は、消費者が事業者について情報を得るための唯一の手段です。そのため、広告には消費者の選択にとって必要な事項は全て表示しなければなりません。特定商取引法では、通信販売の広告には以下の事項を表示しなければ…
副業収入と兼業禁止の問題 ~ネットオークションの収入~
古本等の持ち物をネット上で売り収益を得るネットオークションは、広く一般に利用されているところです。従業員がネットオークションで継続的な収入を得ている場合、形式的には兼業と言えますが、そのことをもって直ちに企業秩序を侵害す…