不適切な投稿が発覚・炎上してしまったら・・・
○投稿を印刷するか画面を撮影するなどして、証拠を確保しましょう。
○投稿の拡散状況や投稿者を確認しましょう。
○従業員自身のアカウントからの投稿は、私的な行為なので企業は基本的に立ち入れませんが、投稿内容が事業に直接関連する内容や、企業の社会的評価を貶める内容であれば、懲戒処分を科すことが可能です。処分の実施に当たっては、証拠を確保し投稿した従業員から事情聴取をし、詳細を把握したうえで具体的な処分内容を検討することになります。
○企業が従業員のSNS投稿により損害を被った場合、その従業員に対して損害賠償請求や求償請求をすることも可能です。ただし、資力に限界のある従業員に、企業が被った損害の全てを賠償させることができるわけではありません。SNSは安易に投稿されがちであり、通常故意とまでは認められず過失とされることが多いため、従業員に対する損害賠償請求は、相当因果関係の範囲内で、制限される傾向にあります。