<個別労働紛争>どの手続を利用するのかを決めるポイント②

前回に引き続き今回も、紛争解決のためにどの手続を利用するのかを決めるポイントについて、考えてみましょう。   ○どのくらい時間をかけられるか 早期解決を望むのであれば、裁判所以外の機関における手続を、また、裁判…

公衆送信権(著作権法23条)

  公衆送信とは、「公衆によって直接受信されることを目的として無線通信又は有線電気通信の送信を行うことをいう」と定義されています(著作権法2条1項7号の2)。具体的には、テレビやラジオなどの放送、ケーブルテレビ…

<個別労働紛争>どの手続を利用するのかを決めるポイント①

紛争解決のためにどの手続を利用するのかを決めるポイントについて、考えてみましょう。 ○何を目的にするか 強制的な紛争解決や暫定的な法的地位の確保、権利・法律関係の存否の判断を求めるのであれば、裁判所における手続が向いてい…

上映権(著作権法22条の2)

  上映とは、著作物を映写幕その他の物に映写することをいい、映画の著作物に固定されている音を再生することも含みます(著作権法2条1項17号)。上映権とは、自分の著作物を他人が許可なく映写して公衆に見せることを禁…

上演権・演奏権(著作権法22条)

上演とは、自分が創作した脚本による演劇や振り付け等を公に演ずることをいい、上演権は、他人が許可無く公に上演することを禁止できる権利です。 演奏とは自分が創作した音楽を演奏することや、歌唱のことです。演奏というと楽器演奏を…

複製権(著作権法21条)

著作権法は著作権の一つとして複製権を定めています。複製権は著作権制度における最も基本的な権利です。 複製権とは、他人が自分の著作物を無断で複製することを禁止することができる権利です(著作権法21条)。 複製とは、印刷、写…

<個別労働紛争>紛争が生じてしまったら

紛争が生じてしまったときにすること ○まずはどのような事案なのかを把握しましょう。いつ、どこで、誰が、何をしたか、何をしなかったか、どの資料のどの部分が問題になっているのかなど、できるだけ詳細に情報を集めましょう。 ○次…

裁判所以外の機関における紛争処理制度④

弁護士会は、弁護士で組織する団体で、全国に52あります。各弁護士会には法律相談センターが設けられており、個別労働紛争を含む法律相談全般について受け付けています。相談費用は弁護士会によって異なります。 また、弁護士会によっ…

著作権(著作財産権)とは?

著作者は、著作者人格権とともに財産権としての著作権を有しています。9月15日の記事でご紹介しましたとおり、著作権(著作財産権)は、著作物の利用形態に応じて複数の権利(支分権)から構成されています。 著作権者は、権利の対象…

<個別労働紛争>裁判所以外の機関における紛争処理制度③

前回に引き続き、裁判所以外の機関における紛争処理制度のうち、今回は労働委員会についてです。 労働委員会は、従来、集団的労働紛争(労働組合と会社間の労働関係紛争)について、紛争解決にあたってきました。 しかし、平成13年成…