【2016年改正】美容医療サービスの規制内容・民事ルール

美容医療サービスに対する規制は、ほかのサービスへの規制と同じです。広告に対する規制のほか、概要書面・契約書面の交付が義務づけられます。 また、民事ルールについても、クーリング・オフ、ウソの説明による勧誘があった場合の取消…

【2016年改正】美容医療サービスの追加

<事例24> 脱毛サービスを提供するクリニックで半年間のコースを申し込み、数回施術を受けたが、効果が感じられないので中途解約したいと申し出た。しかし、「契約で中途解約はできないことになっているので、返金はできない」といわ…

フリーチケット制・会員権制②~中途解約の精算ルール~

前回、フリーチケット制についてご紹介しました。フリーチケットの購入は、サービスの提供がいつと決まった契約ではありませんが、特定商取引法の規制の対象となるのでしょうか。 フリーチケットに有効期限が設けられている場合、有効期…

フリーチケット制・会員権制~メリットとデメリット~

最近のエステティックサロンや外国語教室でよくあるのが、会員権制やフリーチケット制とよばれる制度です。前払いでチケット(もしくは会員権などのサービスを受ける権利)を購入しておき、好きなときに予約を入れてチケットを消費してい…

中途解約②~解約手数料の上限~

前回中途解約を行った場合、事業者は消費者に対して、提供済みのサービスの対価と、解約手数料を請求することができるとご紹介しました。解約手数料は上限が定められており、サービスの種類によって、また解約をしたのがサービスを提供す…

中途解約①~途中で辞めたら返金できない?~

特定継続的役務提供が法律で規制されることになった事情の1つは、事業者が中途解約を認めないことがあり、大きな問題となったからです。中途解約を認めない事業所の多くは、前払いされた料金の返金に一切応じません。しかし、特定継続的…

関連商品とクーリング・オフ②

前回ご紹介したとおり、サービス提供の契約と関連商品購入の契約は別のものですので、本来は、サービス提供の契約を解除したからといって、関連商品購入の契約も解除になるわけではありません。しかし、サービス提供の契約を解除したこと…

関連商品とは

特定継続的役務提供では、サービス提供の契約と抱き合わせで商品を購入させることが少なくありません。たとえば、エステティックサロンの契約をする際に、「施術時に使用する」といって化粧品を購入させたり、外国語教室の契約において、…

関連商品とクーリング・オフ~消耗品の場合~

<事例21> エステティックサロンの契約をするとき、「施術の時に使用する」と言われ、美容クリーム5瓶を購入する契約をした。1度施術を受けたが効果が感じられなかったので、すぐにエステティックサロンの契約をクーリング・オフし…

クーリング・オフ制度②~サービスを受けた後でもクーリング・オフできる?~

<事例20> 英会話教室へ入会する契約を結び、既に数回レッスンを受けたが、やはり自分には合わないと思い、クーリング・オフの通知をした。クーリング・オフ期間内だったが、「既にレッスンを受けているので、クーリング・オフはでき…