これまで個別労働紛争解決の手続について見てきました。今回からは、改めてどのような相談窓口があるのか、複数回に分けてご紹介します。相談窓口は、実は身近に多数あるのです。労働者と事業主との間で問題が発生し、自主的な解決が難しいときは、まずは最寄りの窓口で相談し、解決に必要な情報を得ましょう。
国(厚生労働省所管)の相談窓口
○総合労働相談コーナー
都道府県労働局の出先機関として、都道府県労働局内や労働基準監督署内等に設置されています。解雇や労働条件、募集・採用、いじめ、セクハラ等、あらゆる労働問題の相談に対応します。事案の内容により、都道府県労働局長による助言・指導を求めたり、紛争調整委員会によるあっせんを申請したりすることができます。