概要書面は契約締結前に交付することが義務づけられている書面です。 業務提供誘引販売取引は複雑でわかりにくい取引のため、口頭で説明をすると十分に理解できないまま契約してしまう可能性があります。そこで、契約するかどうか判断す…
勧誘方法・広告に対する規制
<事例29> 「モニター募集」のチラシを見て応募したところ、後日「採用になりました」という連絡が来た。その後の手続の中でモニターになるには高額な太陽熱温水器を購入する必要があることがわかったが、既に採用の手続を進めていて…
業務提供誘引販売取引に対する規制~3つの問題点~
業務提供誘引販売取引にはどのような問題点があり、どのような規制があるのでしょうか。 1つめの問題点は、勧誘の方法に問題があるということです。内職商法はわかりやすく言えば、仕事をオトリにして商品を売る商法です。そのため、オ…
様々な内職商法・モニター商法
前回業務提供誘引販売取引の条件についてご紹介しましたが、実際には様々な被害があります。今回は実際の被害例をご紹介します。 <事例26> モニターになってレポートを書くと収入が得られると言われ、モニターの対象商品である浄水…
メールでの一方的な退職宣言 どう扱う?②
前回の続きです。 「退職します」の意思表示について、雇用契約を確定的に終了させる従業員側の意思が客観的に明らかである場合には辞職の意思表示と解し、そうでない場合は合意解約の申込みと解すことになります。 期間の定めのない雇…
業務提供誘引販売取引とは②~4つの条件~
前回ご紹介した事例25の場合、「仕事を紹介する契約」と「パソコンと専用ソフトを購入する契約」は本来別々の契約です。消費者の支払った代金に対し、パソコンと専用ソフトは確かに引き渡されているため、「パソコンと専用ソフトを購入…
メールでの一方的な退職宣言 どう扱う?①
就業規則上、自己都合退職の意思表示方法について規定しているにもかかわらず、従業員が一方的に退職する旨をメールで上司に告げた後、出社せず連絡もつかないという状況に陥った場合、このメールをどう評価すべきでしょうか。 期間の定…
業務提供誘引販売取引とは
<事例25> WEBサイトデザインの求人をみつけ、仕事の紹介を受け自宅で自分の好きな時間に作業すればよいというので、内職にちょうどいいと思い応募した。仕事をするのにパソコンと専用のソフトが必要だと言われ、高額だったが、仕…
【2016年改正】美容医療サービスの規制内容・民事ルール
美容医療サービスに対する規制は、ほかのサービスへの規制と同じです。広告に対する規制のほか、概要書面・契約書面の交付が義務づけられます。 また、民事ルールについても、クーリング・オフ、ウソの説明による勧誘があった場合の取消…
人事・労務関係の文書 紙で保存?データで保存?②
あった方が無難? ~原本書類~ 人事・労務関係文書の種類によっては、e-文書法・省令により、一定の条件を満たせば電子データのみの保存・管理も可能であることを前回ご紹介しました。 しかし、民事裁判における証拠提出という場面…