契約を結ぶときは一般に、
その存続期間(始期~終期)を定めます。
その期間が満了すると契約は当然に終了します。
しかし、取引がこの期間よりも長期にわたって続くことが
予想される場合があります。
その場合には、自動更新条項を定めることにより、
再契約の手間を省くことができます。
契約の自動更新の条項
契約の自動更新の条項として、具体的には3つあります。
- 自動更新の条件
いつまでに更新しない旨を通知する必要があるのか - 更新期間
自動更新がされた場合の契約期間はいつまでか - 更新期間満了時
更新後の契約が満了となった場合には、
契約が終了するのか、更に自動更新されるのか
この3つの条項についての扱いを定めます。
自動更新条項がない場合は?
自動更新条項がない場合、契約期間が終了後に、
事実上従前と同様の取引が続いていることがあります。
その場合、当事者間に紛争が生じた際に、
その契約書に定められたことを要求できなくなる
ケースもありますので、注意して下さい。
自動更新条項の欠点は?
ただし自動更新条項があると、
契約を途中で打ち切りたいと思った場合に
契約解除するのが難しいといった欠点もあります。