下請代金支払遅延等防止法(下請法)とは、下請代金の支払遅延や減額など、下請事業者に対する親事業者の不当な取扱いを規制する法律です。下請取引の公正化・下請事業者の利益保護を図っています。
甲乙間の取引が、下請法にいう製造委託、修理委託、情報成果物作成委託及び役務提供委託に該当する場合は、下請法の規制に注意する必要があります。(具体的にどのようなケースが下請法の適用を受けるかについては、取引が上記四つの委託に該当するか、及び事業者の資本金の額によります。公正取引委員会のHPに詳しく解説されています。)
下請法は、次の二つを定めて下請事業者の利益を保護しようとしています。
・親事業者の義務
・親事業者の禁止行為
次回、具体的にみていきましょう。