同一性保持権(著作権法20条)

著作権法は著作者人格権の一つとして同一性保持権を定めています。   著作権法20条 著作者は、その著作物及びその題号の同一性を保持する権利を有し、その意に反してこれらの変更、切除その他の改変を受けないものとする…

<個別労働紛争>裁判所以外の機関における紛争処理制度②

前回に引き続き、裁判所以外の機関における紛争処理制度のうち、今回は都道府県労働局についてです。 都道府県労働局は厚生労働省の地方機関で、労働相談や労働法違反の摘発、労災・雇用保険料の徴収、職業紹介等を主な業務としています…

氏名表示権(著作権法19条)

著作権法は著作者人格権の一つとして氏名表示権を定めています。   著作権法19条 著作者は、その著作物の原作品に、又はその著作物の公衆への提供若しくは提示に際し、その実名若しくは変名を著作者名として表示し、又は…

公表権(著作権法18条)

著作権法は著作者人格権の一つとして公表権を定めています。   著作権法18条 著作者は、その著作物でまだ公表されていないもの(その同意を得ないで公表された著作物を含む。以下この条において同じ。)を公衆に提供し、…

<個別労働紛争>裁判所以外の機関における紛争処理制度

今回からは、裁判所以外の機関における紛争処理制度をご紹介します。まずは労働基準監督署についてです。 労働基準監督署は、労働基準法等の監督と取締りを主にしている機関であり、個々の紛争の解決を目的とはしていません。しかし、個…

著作者人格権とは?

著作者人格権とは、著作者がその著作物に対して有する人格的利益の保護を目的とする権利の総称です。 著作物は、著作者の思想、感情を著作物に反映させたものです。内容を変えて利用されてしまったり、勝手に公表されてしまったりすると…

<個別労働紛争>裁判所における紛争処理制度

前回に引き続き、裁判所における紛争処理制度のうち、今回は民事調停についてです。 民事調停は、裁判官と民事調停委員(民間から選任)で構成される調停委員会が、当事者の合意に基づき紛争解決を図る手続です。 地方裁判所だけでなく…

<個別労働紛争>裁判所における紛争処理制度

前回に引き続き、裁判所における紛争処理制度のうち、今回は労働審判についてです。 労働審判は、労働審判委員会(労働審判官1名と労働審判員2名から構成)が、原則3回以内の期日で審理し、当事者の合意に基づく調停の成立を試み、調…

著作者の権利~著作者人格権と著作権(著作財産権)~

前回まで著作者についてご説明してきましたが、著作者はどのような権利をもつのでしょうか? 著作者の権利は、著作者人格権(著作権法18~20条)と著作権(著作財産権)(同法21~28条)に大別されます。 著作者人格権 ・公表…

映画の著作物の著作者は誰になるのでしょう?

映画の著作物の作成には多くの人が関わることも多いのですが、著作者とは誰になるのでしょうか?著作権法は次のように規定しています。   「映画の著作物の著作者は、その映画の著作物において翻案され、又は複製された小説…